shizukuru

shizukuが作るもの。

裕福と豊かさ

今日は3か月ぶりに髪を切ってきました。

パーマもカラーも無しです。

ところどころ白髪がありますが気にしません。

いつの日か真っ白い白髪になるなら、それはそれで受け入れたい・・・。希望。

 

今はヘナのシャンプーを使っているだけ。

気休めです。染まりません、簡単には。それで良いのです。

 

 

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始めてお手伝いしているお店に行ったとき、オーナーさんといろんな話をさせてもらいました。

その時に聞いたヘナの話に私は愕然としました。

 

ヘナとは、インドなどに自生するミソハギ科の植物。

葉を乾燥させ粉末にしたものがヘナです。

粉末にしたヘナの葉を水に溶かすとオレンジ色の色素を出します。

これを利用して髪を染めるのです。

でもヘナで染めるのは時間がかかります。

トータルで長い方は5時間とか6時間とか・・・。

すぐに染まる化学染料とは違い自然な物なので仕方ありません。

このヘナの葉を乾燥させて粉末にするのに、貧困な国では子供たちが足で踏んでいるそうです。素足で。

 

裕福な国の人たちはエコだから、身体に良いからとヘナを選ぶ人も増えました。

でも簡単には染まらない。

ましてやお店で数時間で染めるなんて難しい。

「もっと早く」「ちゃんと染まらない」という苦情があがり、やむなくヘナに染料を加えさせられたりすることもあるとか。

子供たちが素足で踏んでいる場所に染料が加えられます。

もちろん濃い状態のものになります。

子供たちの足は膝から下が染料で染まります。

やがて皮膚から染料が身体に入り、子供たちは身体を壊します。

そうするとその子は避けられ、また新しい子が踏み始めます。

次の子が倒れたら次の子・・・と、裕福な国の要望に応えるために・・・。

 

 

 

お店に置いているヘナは染料は入っていません。

オーナーは、お店のお客様である美容師さんのところに持ち込んでヘナを塗ってもらい

シャワーキャップをしたまま車を運転して帰ってきて、そのまま数時間過ごすそうです。(笑)

 もちろん自分で染めることもできますが、やはり見えない部分は難しいのでやむを得ないと彼女は言います。

私もいつか使ってみようかな・・と思いつつ、もしも心の準備がついたら、白髪のままでいこうかなと思っています。

 

先日、TVでベニシアさんの番組「猫のしっぽ、カエルの手」を録画しておいたものを観ていたら、秋田の角館の武家屋敷を訪ねていました。

戦のない時代に堅実にくらした武士の屋敷。

質素な生活の中、いろんな工夫がされていて、堅実に暮らしながらも欄間を通る陽ざしの模様を楽しむ工夫とかされていて、そこには裕福ではない豊かさがあったというナレーションに胸をギュッと掴まれました。

 

 豊かさって何でしょう?

綺麗な服を着て、良い車に乗って、お洒落なお店で食事をして・・・。

どれもこれも悪いとは思いません。その人、その人の価値観があるのですから。

私も何も知らずに、自分の欲望を通して生きている。

世の中には知らないことだらけ。

知らず知らずに誰かを傷つけ、誰かを犠牲にしている張本人になっているかも。

たとえ静かに暮らしていても・・・。

色んなことを知りたい。

そして、このヘナの現実のように我慢できることなら我慢したい。

遠い国で命を失っていく子供たちに何もしてあげられないけれど・・・。

できることをひとつずつ。

 

裕福じゃなくていい。

堅実な武士のように、豊かな心をもって生きていきたい。